取得できる資格
専門学校を卒業すると「専門士」の資格を得ることができます。具体的に言うと専門学校で取得できる資格として、「専門士」や「高度専門士」があります。
これらの専門士は技能検定試験や国家資格などとは違って資格を持っていなければその職務が果たせないというようなものではありません。
また技術や技能のレベルをランク付けするものではありません。
専門学校において定められた一定の要件を満たすことによって文部科学大臣によって付与される称号です。
「専門士」の称号を付与されるための3つの要件。
1つ目は修業年数が2年以上あること。
2つ目は総授業時間を1,700時間以上受講していること。
3つ目は卒業試験等で卒業を認定されていることです。
「高度専門士」の称号を付与されるための4つの要件。
1つ目は修業年数が4年以上あること。
2つ目は総授業時間を3,400時間以上受講していること。
3つ目は教育課程の編成をしていること。
4つ目は卒業試験等で卒業を認定されていることです。
以上のように専門士や高度専門士は、高等教育機関を修了したという証明です。
国が定めた公のものなので、履歴書など公文書にもきちんと「専門士」とか「高度専門士」などと記載することができます。
全ての専門学校、学科において専門士の称号が得られるものではありません。
学科によっては取得できないものがあります。
事前にきちんと専門学校に確認しておくことが大切です。